結婚式

(1999/05/02)

2月に入籍を済ませ書類上は「夫婦」となった私たちですが、その後もお互い仕事を続けており、別居生活を続けてきたわけですが、週末の休みなどを利用して結婚式の準備を進めてきたわけで。
そして予定どおり、5月のGWを利用してオーストラリアのシドニーで、家族だけの小さな式を挙げてきました。


前にも書きましたが、今回のシドニー行きは、私たち夫婦と夫の母(夫の父は少し前に他界しました)、私の両親という5人での旅行になります。私以外は初の海外旅行ということで、パスポートの取得やら何やら、出発までの準備もいろいろ大変だったようですが、それについてはまた別の機会に・・・。
旅のスケジュールは、4月30日の夕方に成田を発ち、翌5月1日の朝にシドニーに到着予定。その日は現地の結婚式の担当者の方と打ち合わせおよび夫の衣装合わせ(夫の衣装は現地のワタベウェディングでレンタル)を行い、そしていよいよ5月2日に挙式です。


シドニーに到着したとき、現地は雨でした。私たちが二人で行動するときは晴れることが多いのですが、あいにくの天気にがっかり。空港から旅行会社のバスで市内を観光しつつ移動したのですが、雨と空腹とで、だんだんテンションが下がり、なんだか不機嫌になってしまいました。
バスを降り、昼食は自由行動だったのですが、ロックスの近くで通りすがった喫茶店にフラリと入ってみました。こじんまりした店だったのですが、お店のお姉さんはきれいな人で、私たちを見ると、小さなテーブルを二つくっつけて、みんな一緒に座れるようにしてくれました。そして、そこで食べたランチのパンケーキがアツアツで、メイプルシロップがアマアマで、私の機嫌があっという間によくなったのは言うまでもありません・・・
その後、夫の衣装合わせ等のため、現地のワタベウェディングへ向かいます。選択肢がなさ過ぎるのも困りものですが、あまりにたくさんありすぎても、どれにしようか迷ってしまうもの・・・何着か試着を繰り返し、どうにか衣装を決定しました。そして、翌日の式のスケジュールと、私たちが式で行う「誓いのことば」の台本?をいただいてホテルへ戻りました。何しろ誓いのことばも含め、全てが英語ですから・・・頑張って覚えなくてはなりません。


式当日の朝、ワタベウェディングの現地担当の方が、私たちの宿泊しているホテルへ来てくれて、いよいよ式の準備です。日本から持ってきたドレスに着替え(パニエが嵩張って結構な荷物でした)メイクをしてもらいます。いつも思うのですが、自分以外の人に、ヘアやメイクをやってもらうのは、なかなか気持ちよくて嬉しいものです。いつも自分がやっているのとは違う雰囲気になったり、コツを盗めたりしますから。
そして準備完了。外は、昨日の雨がウソのようなとてもいいお天気です。ホテルから車に乗り、式を挙げる「セント・メアリー・ウェイバリー教会(St.Mary’s Church)」へ向かいます。ホテルの前では、見知らぬ外国人(彼等から見ると私のほうこそ外国人?)にカメラを向けられ記念撮影されてしまいました。写真、欲しいんですけど。
教会までの道のりは意外に長く感じました。到着したその教会は、周りの緑がとてもキレイで、静かな佇まいでした。最初に神父様にお会いして、式に向けての心構えなどのお話がありました。神父様は、とても優しく、ゆっくりお話してくださり随分リラックスした気持ちになれました。


そして神父様の優しい眼差しに見守られつつ、無事に式は終了。途中、子供達の歌や結婚証明書への署名、記念撮影などもあり、とにかく充実した式を行うことができました。そして式のあとは、教会の前のお庭でシャンパンを抜き乾杯、写真撮影などを行いました。
実は、式の途中、指輪の交換で、夫の薬指に指輪がなかなか入らず途中であきらめかけたり、式後の乾杯前にシャンパンのコルクがなかなか抜けなかったり、教会の前の道路で何かのデモ行進があり賑やかだったり・・・予定外というか予想外のこともありましたが、それらも全てひっくるめて、とてもいい式になったと思います。


式が無事終了したので後はシドニーを満喫するだけ!ということで、翌日からは町の散策や観光を楽しみました。
朝からホテルの近くを散歩して、途中見つけたお店で朝ご飯を買ってみたり、通りすがったスーパーで買い物をしてみたり。シドニーに到着したその日に行ったロックスには市が立つのですが、その近くではかわいいテディベアのお店も見つけました。またシドニーで仕事をしている夫の会社の先輩がお祝いに来てくださり、美味しいお店に連れて行ってくださいました。更にワイナリーへ行ったり、動物園に行ったり、水族館に行ったり。家族全員、無事で、楽しく日程を終了することが出来ました。
また旅行のことは別の機会に詳しく書きたいと思いますが、家族みんなの心に残る思い出をひとつ作れたと思います。またいつか、みんなで思い出のシドニーへ旅行できるとよいのですが。