結婚

(1999/XX/XX)

非常に私事でありますが(と言うか、まずココが私的な日記的コンテンツではありますが)、今年の5月2日、シドニーのセントメアリー教会にて 結婚式を挙げてきます。
入籍は2月14日バレンタインディに既に済んでいるのですが、 いろんな事情で別居生活を送っています。
離れていると、つらいことやさみしいことも多いけど、でも頑張るんだいっ!


挙式の随分前に入籍、ということになりましたが、別に昨今流行り(?)の「出来ちゃった婚」ではありません。私たちはやや離れた土地での遠距離恋愛というやつをしていたのですが、離れている時間が多い分、なんだかキチンとした形がとりたいという気持ちもあったりなかったり。そんなこんなで入籍というステップをまず踏んだわけです。
双方の親や友人たちへの感謝の気持ちをあらわしたいことや報告も兼ねて、結婚式・披露宴を行うことはもちろん考えました。が、そこには問題が。


先にも書いたように私たちは東京と新潟という離れた土地に住んでおりまして、当然ながらその土地で仕事をしています。さらに双方とも子供の頃は別の土地に住んでいた関係で、一方は関西に親をはじめ親戚・友人が多かったり、一方は大学時代に住んでいた土地に友人がいたり。とにかく招待したい、と思う人たちの活動地域が日本全国に散らばっており、かつ本拠地としている場所も遠く離れており、「どこで式を挙げるか」というところが一番の問題点になりました。


たとえば、彼の故郷で式を挙げるとしたら、彼の職場の人、私の親・親戚、私の友人、私の職場の人は、みな遠くまで足を運んでもらわねばなりません。逆に私の故郷で式を挙げるとしたら、彼の親・親戚、彼の友人、彼の職場の人、私の友人などは遠くまで来てもらうことになります。中間をとっていっそ東京で、となると、彼の職場の人以外はすべて遠くまで来てもらうことに成ってしまいます。しかも大部分の方たちが日帰りは無理、という日程になることに・・・「場所」を決めることにより、その前後の宿泊やら交通やら、さまざまなことが関係してきて、全てを解決できる案はなかなか浮かびませんでした。
そんなこんなで「どこで式を挙げるか」という大事なことに結論が出ません。そして思いついたのが「海外挙式」でした。


双方の家族のみで海外の小さな教会で慎ましい式を挙げる、素晴らしい案だと思いました。これなら職場の人や、友人たちに厳しい日程で無理して遠いところまで来てもらわずにすみますし、本当にリラックスした状態で式を挙げられる、と思いました。
実を言うと、今まで何度か結婚式・披露宴というものに出席してきましたが、さほど親しくない人の式に義理?もしくは頭数合わせで出ることには、なんだか抵抗を感じていましたし、遠いところをお金をかけて出席しても新郎・新婦とほとんど言葉もかわせず帰ってくるような式には疑問を持っていました。そんな気持ちもあり「海外挙式」が私の不満や疑問を解消してくれる一番の方法だと思ったのです。


海外挙式については双方の親も了承してくれ、いよいよ詳しいプランの決定です。遠距離恋愛中、私たちはよく双方の仕事帰り(出張帰り)に東京駅近辺で会っていたのですが、そんなこともあり、東京駅の近くにある「ワタベウェディング」という海外ウェディングをサポートしてくれる会社を利用することにしました。
そして双方の親が海外は初体験であることも含め、渡航時間がそれほど長くなく、日本人に親切で、かつ気候が穏やか、料金的にお手頃な「オーストラリア」を目的地に決めたのでした。
海外挙式、というとそのまま新婚旅行みたいな考え方もあるとは思いますが、私たちの場合、双方の親孝行?も含めフルスケジュールふたり+双方の親という形での計画を立ててみました。みんなにとって素晴らしい式そして旅行になることを祈って。