内覧会

(2001/12/02)

9月に購入を決めた「我が家」がようやく出来上がった。
そして初めて中に入ることが出来る「内覧会」が行われた。今住んでいるところから近いので建設現場はちょくちょく見に行っていたが、いつも一階の窓にはシャッターが下りているし、中は見たことも入ったこともなかった。
初めて中に入れる、というだけでなんだかワクワクした。


一応、家を購入した先輩たちの助言はないかと、ネットで「内覧会」について調べることにした。
すると、内覧会というのは、どうも中を見るだけでなく色々チェックする場らしい。単なる見学ではないのだ。設計書どおりに出来上がっているか、不具合はないか。手抜き工事や汚れなどを指摘する場でもあるらしい。
ということは、舞い上がってみてるだけでなく、きちんとチェックしなくてはいけないということだ。
基本的に几帳面な(?)私達夫婦は、内覧会用のチェックシートをネットから入手し、我が家用にそれをアレンジすることにした。普段忙しくてなかなかそういう作業の出来ない夫が、内覧会前日の夜にかなり頑張って、20ページ強におよぶチェックシートを完成させた。すごすぎる。
でもこのシートにそってチェックすれば完璧。たぶん。


そして内覧会当日。
一緒に見てもらうことにした親戚のものにも同じチェックシートを渡し、気合を入れて現場へ。
工事担当の何人かの方たちとご挨拶をして、内覧会が始まった。
が、思っていたのとなんだか違うぞ。
ガスまわり、水まわり、電気まわり、などなど、チェックというより業者サンが仕様や使い方を説明してくれている。私達はそれを聞く感じ。
玄関から入って、お風呂場、洗面所、リビングの床暖房、各部屋の窓、クローゼット、などなどの説明を聞くだけで、ざっと2時間ほどかかってしまったではないか!
結局その後、大慌てで手分けしてチェックを行う。外周りだけでも前もって見ておいて本当によかった。結局指摘したのは、ちょっとしたキズとか汚れなど。なんじゃこりゃ、というような大きな指摘事項もなく、全体的には満足の出来栄え。


ネットで見た人たちの事例だと、かなりズサンな工事があったり、内覧会のときに態度のよろしくない業者や営業サンもいたらしい。
でも我が家はまったくそんなこともなく、業者サンも皆さん丁寧だったしいい人たちだった。
今後もお付き合いする可能性もあるし、いい関係を保ちたい。
内覧会での指摘事項が大きかったり多かったりすると再覧会を行ったり、入居が遅れたりする場合もあるようだったが、我が家は再覧会という話も出なかったし、前からの予定通りに引渡しも行えそうだ。
私達夫婦以外で、知り合いの人が我が家を見たのは今日が初めてだったが、みなさん誉めてくださった。(まぁこういうときにあまりけなす人もいないとは思うが。)
家を誉められるのは嬉しいものだ。この家がもうじき本当に私達夫婦のものになるのだと思うと、なんだかすごく嬉しくてワクワクする。
いろいろお金もかかるし、大変なこともあると思うけれど、二人で力を合わせて「素敵な我が家」を作っていけたらよいと思う。