引越し

(2002/01/31)

もう随分前のことになるが、昨年末12月21日に無事新居に引っ越した。
今回の新居購入から引越までは、結構いろいろな行事が目白押しで何かと忙しく過ごした。引越は初めてではないので、手順よく行ったつもりだったが、前の住居は思いのほか荷物が多く、やはり荷造りにさく時間が多かった。
夫が忙しい時期でなかなか休みがとれなかったのも影響したかもしれない。
新居なので、入居前に、ガスの開栓やら電話の工事やらアンテナ工事、エアコンの取り付けやカーテンレールの取り付けなどなどやっておかなくてはならないことも多かった。
チェックリストを作成し、あちこちに電話したり、なんだか久々にやることがたくさんあって、それなりに充実した楽しい準備期間だった。


さて、うちの夫、この数年で2回引越をしている。そのどちらもM引越センターさんにお願いしていたので、今回もそちらにお願いすることにして、11月の終わりにまずは見積もりをお願いした。
12月1日に担当営業サンが来宅し、見積もり。結構荷物が多いので、当初見積もり額は予算オーバー。
過去の利用実績と、インターネットで行った他社の簡易見積もり結果を提示することで、値引き交渉。そして無事、予算内に引越料金が納まることになった。
家具の数や出来るであろう箱の数などから引越の作業人数やトラックの大きさなどを含めて最初の見積もり額を算出したはずなのに、結局大幅値下げ。ありがたいけれど、それで大丈夫なのでしょうか、と不安になる。
今回はそんなに大きくないトラックのピストン輸送、それと時間を指定しない午前中おまかせパックを利用することで、結構お値段をおさえられたのかもしれない。


さて引越し当日、今にも雨が降りそうなお天気。
私たち夫婦は結構晴れ夫婦で、行事の時は大抵晴れるのだけれどどうしたことか。まぁ、午前中に荷物を積めれば、今回の引越先は歩いても10分かからないところなので、遅くても夕方までには運び終わるだろう、なんとか天気ももつだろうと考えていた。
ところが、引越センターさんがなかなか来ない。
連絡もない。
午前中フリーパックなので、万が一すごく早く来てもいいように、当然朝一番からこちらは待っている。
11時を過ぎた頃には、だいぶイライラしてきたのは言うまでもない。
12時。来ない。
ついに主人が引越センターに電話。どうも前の引越に時間がかかっていて、こちらには午前中に来れないということらしい。
だったら、午前中に来れないことがわかった時点で電話の一本でも入れてくれるべきではないか。なんだか腹が立つ。約束と違う。
1時過ぎ、引越センターから再び電話。やっとこちらに向うという。
お手伝いに来てくれていた親戚の人たちにはお昼ご飯を食べに行ってもらい、夫は新居での別業者サンとの用事で一足先に新居へ。
段ボールの積まれた部屋で、掃除機をかけつつ、おなかを鳴らしつつ、一人待つこと約30分。1時半過ぎにようやく引越屋サンがやって来た。
そして心配したとおり、外は雨が降り出した。ガックリ。


先ほどの電話で主人がかなり強い口調で怒ったからか引越センターの人はかなり低姿勢。
「契約違反」をしたのだから当然だが、なんだか少し気の毒になる。待っていた間に、どんな嫌味を言ってやろうかと考えていたのに、ほんの一言二言しか嫌味がいえなかった。(一応言ってみました(^^;)
前に住んでいたマンションは、エレベーターが1機しかなく、しかもそんなに大きくなかったので、荷物を9階の部屋から下に下ろすだけでも一苦労。トラックに荷物を積むのに、予想以上に時間がかかった。
往復して結局すべての荷物が新居におさまったのは、夜9時過ぎ。
当初予定の「午前中おまかせパック」から、大幅な時間オーバーだ。
当然電気も取り外して運んだので、それまで住んでいた家は、遅くなり電気のない真っ暗な中で、最後の掃除。暖房ももちろん無い。外は雨だし、寒くて暗くて、なんだか陰気な感じだった。
引越センターの方たちには、かなり時間外労働をさせてしまったんだろうか。でもそれって、うちのせいじゃないよね?とりあえず最後までお疲れ様でした。
遅くまで手伝ってくださった親戚の方々にも本当に感謝している。


とにもかくにも引越完了。
イライラしたり、おなかを空かせたり、いろいろあったけど、新しい家に着いた。段ボールだらけだけど、お茶を飲んでほっと一息。エアコンも動くしテレビも見れる。新しい我が家だ!
これから序所に荷物をほどいて、自分たちの家を作っていこう!


最後に。
M引越センターの人は電話で、今回の午前中フリーパックの契約にも関わらず、午前中に来ることが出来ず、しかもその連絡がなにもなかったことについて、後日改めて営業のものがうかがう、というふうに言っていた。
が、請求書が郵送されてきたのみで、営業の方からの連絡はなにもない。
無事終わったし、今更文句を言うつもりはないけれど、サービス業なのだから、お客サンとの約束を守ることは信頼関係の初歩だと思う。
約束の時間に来れないのであれば、前もって連絡を入れることなど初歩の初歩だろう。
今回は近所への引越だったからいいけれど、遠地への引越だったら、午前中から日中で終わる予定ものが、こんなふうに夜遅くまでずれこんだらたまらないだろう。
それから出来ない約束はしないで欲しい。「後日うかがう」といったのは何?料金も支払われて、終わったお客だから、適当なコトを言ったのか、そう思ってしまう。
これから先、引越をすることは無いと思うけれど、M引越センターさん、今回の件でかなり評価が下がったのは確かです。