ガーデニング

(2002/04/15)

新しい家には庭がある。それも結構広い庭だ。とても贅沢な広さで、ハッキリ言って途方にくれてしまう。
花はもちろん嫌いではないし、植物の緑が家にあるのも好きである。が、今まで植物を育てたことなど全くと言っていいほど、無い。
小学校の頃、水栽培でヒアシンスを育てたり、アサガオやヒマワリを育てたり。高学年のときには担任の先生が盆栽好き(?)だったこともあり菊を育てたりもしたが、どれもこれも言われるままに作業したり、ほとんど人任せだったり。
結局のところ、植物を植えたり育てたりする知識なんてものは皆無なのだ。
ところが庭がある。数本の見たことがあるかもしれない木が既に植わっており、ご丁寧に芝生が敷き詰めてある。
さてどうしたものだろう。


3月の終わり頃、そこそこ暖かくなってきた頃に、少し花の苗を買って来て庭の隅に植えてみた。
植え方なんぞはよく分からないのだが、なんとなく、雰囲気で植えてみた。
また「寄せ植え」というのもつくって玄関の近くに飾ってみた。
忘れな草 庭の花 ハンギング
とりあえず満足である。
花のある暮らしはいいな、なんて思ったりして。


さて、手をつけ始めたからには中途半端じゃ納得いかない。
凝り性の私としては、この与えられた「庭スペース」を我が家風につくっていくために、「にわかガーデナー」になるべく、図書館でガーデニング関連の本を借りまくったのであった。
ガーデニングは奥が深い。
花や緑が健康で美しくあるためには、土や温度や風通しやいろんな要素が関係する。
土ひとつとっても、いろんな土があるようだし、酸性やアルカリ性などの性質もある。植物によってその土の酸性度や保湿の好き嫌いがあるようだし、その上花同士で相性のよしあしもあるようだ。
それから花には虫やビョーキがつきもののようだ。虫はもともと嫌いではないし(どっちかって言うと好き)、マニアックな知識を勉強するのはかなり好きなほう。
これはひたすら真のガーデナー目指して進むしかない。


とりあえずは、どんな庭にしたいか、方向性を決めなくてはならない。
和風な庭、英国風な庭、自然の山の中のような庭、家庭菜園中心の庭、お花畑のような庭・・・図書館で借りた本にも、とてもたくさんの庭が載っている。素敵なものもあれば、奇抜なものもあるし、手入れの大変そうなものや、いろいろ。
理想としては、一年中何かしらの花が咲いていること、手入れが難しくないこと、そんなところだろうか。色彩は統一感を持たせたい。赤・黄・青・・・といろいろな混在するのは好みではない。できれば白と紫で統一したい。
とりあえず夢はふくらむ。現実的に可能かどうかは別にして、とりあえず計画を立ててみようか。それもまた楽しい感じである。