クールビズ

2005/06/30

環境省が提唱しているという「クールビズ(COOL BIZ)」、夫の勤務する会社でもそれを実施すると言う。
「地球の温暖化防止のために夏のエアコンの温度設定は28度にしましょう」というのが元々のことらしいが、その温度でも快適に過ごし仕事をするためのビジネスマンのノーネクタイ・ノー上着のスタイルを、クールビズと名づけたらしい。
昔もオイルショックの折に「省エネルック」というのがあったはずだが、ファッションセンスがイマイチだったせいか世間的には根付かなかったようだ。


冷房の温度設定に関わらず、夏の会社員の人のスーツ+ネクタイ姿というのは、見ていても暑そうだ。営業職で外回りをしている人に限って、しっかりネクタイをしめて上着を着こんでいるのも気の毒である。
また電車にしてもオフィスやその他のビルにしても、夏は寒いくらいに冷房がききすぎている。暑い屋外から入った瞬間は涼しくて嬉しいが、外でかいた汗が冷えていくのは体に悪いし、また電車など長く乗っていると寒くなってくる。オフィスでも、夏に膝掛けやカーディガンが必要になるのは、なんだかおかしい話である。


で、その「クールビズ」。国民全体でそういう問題を取り上げ努力をしていくのは大変よろしいことだと思うが、ニュースなどで見ているとネクタイ業界やスーツ業界からすれば大打撃な政策らしい。
夫の勤務する会社でも、夏の間、クールビズが取り入れられることになった。普段は普通にワイシャツ、ネクタイ、スーツでの出勤だが、ノーネクタイ、ノー上着になるわけだ。
そんなわけで我が家も「クールビズ用」のワイシャツ&パンツを大量購入だ。


お店の方によれば、クールビズ用ワイシャツ(?)は、ネクタイ無しで、更に第一ボタンを開けて着るため、従来のワイシャツとは襟の形も異なっているらしい。そんなこんなで、普段のワイシャツは白無地のものが多いが、今回は色のついたものや柄のあるものを一気に購入だ。
個人的には、白いワイシャツよりも色シャツや柄の入ったシャツは好きなので嬉しいし、スーツやネクタイとのスタイリングも気にしなくてよいから、シャツ自体のおしゃれを楽しむことが出来そうで面白い。しかしやっぱり大量購入による支出は大きかった・・・。これらが無駄にならないように、来年の夏もぜひ「クールビズ」を実施してもらいたいものだ。
最後にちょっと愚痴。我が家では、ワイシャツは家で洗ってアイロンをかける。「クールビズ」仕様のシャツは、上着を着ないため、いつもよりパリッと綺麗に仕上げたくて気合を入れてアイロンがけをした。当然ながら夏のアイロンがけはしんどい。汗グッショリだ。とてもじゃないけど温度設定28度じゃやってられない・・・世の中の皆さんはそんなことないのかな?