テレビ故障

2006/01/15

昨年の秋にハードディスクビデオレコーダーが故障し新しく買い換えたのだが、今度はテレビが故障してしまった。実は少し前から調子が悪く、主電源を入れた後、しばらくすると勝手に消える、という現象が何度か起こっていた。ただ見なかったふりをして、少し放っておくとまた問題なくつくようになっていたので騙し騙し使っていたのだ。
それがついに、だめになってしまった。


ハードディスクレコーダーの時同様、滅多に見ない説明書を読んでみる。「画面が消え、スタンバイ/オフタイマーランプが点滅したら」というまさに我が家で起こっている現象の説明があった。それによるとテレビに異常が起きた場合に点滅によりそれを知らせ、また点滅の回数によって状態を知らせるというものらしい。要するに点滅してる回数を数えなくてはいけないらしいのだ。
というわけで再度電源を入れ点滅回数を数える。一度だけでは不安だったので、何度かやってみる。するとやってみるたびに回数が違うのだ。


とりあえず説明書にあったとおり、テレビの主電源を切り、電源コンセントを抜き、サービス窓口に電話をかけることにした。テレビの型番と状況と点滅回数を告げると、あっさり「明るさを調整する部分の故障です」と告げられた。もちろん修理が必要だと言う。今新しいテレビを購入するつもりはないので修理に来てもらうことにした。手続きはサクサクと進み、翌日の土曜日の午後、早速修理の人に来てもらえることになった。素晴らしい。多少の出費は仕方ない、と覚悟しつつお礼を言って電話を切った。


修理に来てもらう前に一応インターネットでいろいろ調査してみる。すると面白い情報が見つかった。この現象は結構起きているらしく、しかも何故か保証期間が切れた頃に起こるということでXXタイマーと一部では呼ばれているらしいのだ。
それはともかく我が家のテレビは2001年頃の購入だし、とっくの昔に保証期間は切れているわけで、ということはこの製品にしては長く元気に働いていてくれた、ということなのだろうか。
さてそうこうしているうちに、ご近所の修理を担当してくれるお店から電話がかかってきた。そして明日ではなく今日これからじゃあダメですか、というのだ。いや、一刻も早くテレビが直ってくれたら嬉しいのは確かだけれど、こちらにも都合というものがありますし、ということでお断りすると「そうですか、それなら明日ということで」ということで話は終わったのだが、電話口の女性は電話を切る前に向こう側で「今日ダメだってーちぇー」みたいなことを言っておられた。すっかり聞こえてますから。


修理当日はあいにくの雨模様。しかもかなり強い雨だ。約束の時間になってもなかなか修理の人が到着しない。するとしばらくして電話がかかってきた。地図が古いとかでうちが載っていないらしいのだ。しかも我が家がここへ越してきた頃に、この辺りは区画整理か何かで地名が変わっているらしく、彼らの持っている地図は住所すらまともに探すことが困難らしい。なんともお気の毒なことだ。その後、どうにかこうにか修理の方たちが我が家へ到着。とりあえず雨でズブ濡れのお二人にタオルをお貸しすると体ではなく鞄を拭き始めた。もう少し古いタオルを出すのだった、とやや後悔。
そして修理が始まる。我が家のテレビは大きい。動かすのも一苦労だ。手を出してはかえって邪魔だろうと少し離れて様子を見守る。テレビの外側が外されて中身が露出する。とココで「掃除機を貸してくれ」と言われる。想定外の展開だ。我が家の掃除機にはスキマノズルのようなものがない。「コレでは無理ですよね?」と聞くと「無理」と即答される。仕方ないので二階にしまってある小型のハンディクリーナーを持ってくる。こちらは合格だったようだ。しかし、てっきりそういう道具も修理の方が持ってくるものだと思っていたのでビックリだ。
裏側にたまったホコリなどをクリーナーで吸い取った後、ハンダゴテ等を使っての作業が始まった。私のほうは滅多に動かせないテレビが移動されたのをいいことに、テレビ台やその後方の掃除をすることに決め、修理に来た一人の人と一緒に掃除を始める。少し嬉しい。
30分ほどかかったであろうか。最初に淹れたお茶がすっかり冷めた頃、修理完了。修理自体は難しいものではなく修理費用は、作業の方の出張費と部品代を含め11970円で終わった。予定外の出費ではあるが、新しいテレビを買うよりは安い、と思うことにした。何はともあれテレビが直り一安心だ。